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23/09/01

【せんげん台オフィス】staraで働く僕の豆知識2

皆さんこんにちは。
9月になりましたがまだまだ暑いですね。
皆さん、牛乳を買うとき商品名を確認していますでしょうか。
前回は牛肉についてお話ししましたが今回はスーパーで売られている牛乳の特徴についてお話ししたいと思います。

商品名が牛乳と書かれている物。
これぞ牛乳OF牛乳!世間一般で認知されている牛乳です。
商品名に牛乳と表記するにはしっかりとした規格があり、生乳を100%使用し、無脂乳固形分が8%以上,乳脂肪分3%以上であることと定められています。
そして牛乳の中には生乳を100%使用し、無脂固形分が8.5%以上、乳脂肪分が3.3%以上であるものを特別牛乳と呼び、極一部の地域でしか生産されていない幻の牛乳が存在します。
また同じ牛乳と表記されていても殺菌の方法で味が違います。
多くの牛乳は135℃2秒の殺菌を経て市場に並びますが、60℃30分で殺菌された牛乳は俗に低温殺菌牛乳と呼ばれ135℃2秒で殺菌した牛乳より優れています。
これは牛乳に含まれるたんぱく質が関係しています。
牛乳に含まれるたんぱく質は主にカゼインとホエイの2種類であり、熱による変異前は胃腸でゆっくり吸収されるので栄養を効率よく吸収できますが、
変異すると胃腸をスルーして流れて行ってしまうためほとんど栄養を吸収することが出来なくなります。
牛乳に含まれるたんぱく質は、80℃以上になると変異してしまうため、いかに2秒という短時間であっても135℃という高温は、たんぱく質が変異するには十分です。
その点低温殺菌した方はたんぱく質が変異しないで殺菌が行えるのです。
135℃2秒の牛乳と60℃30分の低温殺菌牛乳を飲み比べると135℃2秒の方が飲み心地がさらっとしていて味もすっきりしている印象があり、60℃30分の低温殺菌牛乳は味が濃く飲み応えがある印象を受けました。
そして牛乳といえば冷蔵保存が普通ですがなんと常温保存できる牛乳があります。
それがロングライフ牛乳(通称LL牛乳)。
LL牛乳は130~150℃で1~3秒加熱し完全無菌状態にして、普通のパックではなくアルミ箔を張り合わせたアセプティック容器を用いることで光と空気を完全シャットアウトでき、
牛乳の無菌状態を長時間保てるので長期保存が可能なのです。
LL牛乳は常温長期保存可能ですが普通の牛乳と栄養は変わらないので災害グッズに加えておくといざという時役立ちます。

まだまだ牛乳について語れますが長くなるので続きは次回staraで働く僕の豆知識3でお話ししたいと思います。
この豆知識が皆さんの役に立つことがあるかは分かりませんが知っておいて損はない豆知識なので頭の片隅にでも入れておいてくださいね。

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