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23/07/14

【せんげん台オフィス】staraで働く僕の豆知識

皆さんこんにちは。
7月になり夏本番の暑さが堪えますが元気に過ごしていますか?
スーパーとかは空調が効いていてとても快適ですね。
さてそんなスーパーで牛肉を買うとき商品名気にしていますか?
今回は多くの人が勘違いしているかもしれない牛肉の商品表示についてお話しします。

スーパーなどで国産牛と書かれたお肉をよく目にします。
国産って書いてあるので黒い牛のお肉だと思っている人が結構います。
実はこの国産牛の多くは肉用種ではなくホルスタイン種と呼ばれる白黒の乳用種なのです。
なぜ肉用ではなく乳用の牛なのかというと当然ですがお乳を出すのはメス牛です、ならオス牛はどうなるのかというと悲しいことに生まれた瞬間からお肉になる運命だからです。
またオス牛だけでなく怪我したり、乳量が少なく月20万稼げないメス牛もお肉になってしまいます。
お手頃価格で売られています。

次に○○牛(例えば飛騨牛など)と書かれて売られているお肉です。
この○○牛の多くはF1と呼ばれる肉用種と乳用種の交雑種です。
F1は生まれた時こそ茶色ですが成長するにつれて毛が黒くなる特徴があります、なので売り場の写真が黒い牛だからと騙されやすいです。
肉用種には劣りますが乳用種より肉付きが良く、味も良いので乳用種よりも出荷額が高く一時期F1を付けるのが酪農家で流行りました。
その結果、乳牛が激減して乳用種メス子牛の値段が跳ね上がり、皮肉なことに乳用種のみでやっていた農家の方が儲かりました。肉だけにね(笑)
F1はメスでも乳量に期待が出来ないのでオスメス関係なくお肉にされます。
ちょっとお高いですが美味しいです。

最後に黒毛和種と書かれて売られているお肉です。
これが正真正銘の黒い牛、A5・A4といったランクがある高級肉です。
黒毛和種は世界でも認められていて肉用牛の種類の1つとして「黒毛和種(通称wagyu)」として登録されています。
黒毛和種は肉付きや肉質がとても良く2歳でオスは600kgを超えてきます。オスは平均960kg、メスは520kg程まで育ててから出荷されます。
飼育管理が難しく、特別な餌などコストがとてもかかるので目玉が飛び出るほど高いですがほっぺたが落ちるくらい美味しいです。

この豆知識が皆さんの役に立つことがあるかは分かりませんが知っておいて損はない豆知識なので頭の片隅にでも入れておいてくださいね。
staraではいろいろな経験を持つ人の見学、体験随時募集中です。
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